2023年秋にはApple Watch Series9の発売も予定されていて、Apple Watchは日本でも広く普及したスマートウォッチになりました。
なかには、Apple Watchを購入してからモバイルSuicaを使い始めたという方も多いかと思います。一般的なクレジットカードでも十分便利ですが、モバイルSuicaはViewカードと紐づけて作成すると一層お得になるポイントがあります
本記事ではモバイルSuica×Viewカードでお得になる点とその確認方法について紹介したいと思います。
モバイルSuica×Viewカードのお得な点
モバイルSuica単体でもお得なポイントはありますが、モバイルSuicaの支払いをViewカード系列(ルミネカードやビックカメラSuicaカードも可)にすると、以下の通りさらに一層お得になります。
①オートチャージで1.5%のポイント還元
モバイルSuica×Viewカードのお得な点は、なんといってもオートチャージで1.5%のポイント還元です。1.5%以上のポイント還元率を有するクレジットカードで調べると分かるのですが、多くは高額な年会費で元を取っていたり、還元先が使いにくいポイントだったりします。
ただし、Viewカードは違います。
- 年会費:524円
- モバイルSuicaのオートチャージ:1.5%のポイント還元
それ以外:0.5%のポイント還元 - ポイント還元先:JREポイントとして、1ポイント1円でSuicaにチャージ可能
モバイルSuicaのオートチャージのみ1.5%のポイント還元で、それ以外の支払いは0.5%のポイント還元という条件は致し方ありません。それゆえ、私の場合は交通費だけを管理するためのクレジットカードとして、Viewカードを用意しています。
①1.5%ポイント還元の確認方法
こちらはViewカードの利用明細から確認することができます。VIEW’s NETログイン>ポイント照会のページを下にスクロールしていくと、獲得ポイントの履歴と内訳(当月のみ)を確認することができます。
私の場合は10000円単位でオートチャージしているので、
- 8月(7月利用分):20000円オートチャージ ⇒ 300ポイント
- 7月(6月利用分):10000円オートチャージ ⇒ 150ポイント
- 6月(5月利用分):20000円オートチャージ ⇒ 300ポイント
という形で付与されていました。
モバイルSuicaのお得な点
②在来線乗車ポイントで約2%のポイント還元
JRE POINT WEBサイトに登録したモバイルSuicaでJR在来線に乗車すると、50円ごとに1ポイント(切り捨て2%)が還元されます。詳細はJREポイントのページに記載されています。
上記①オートチャージで1.5%のポイント還元と併用することで、JR在来線に関しては3.5%のポイント還元を受け取ることができます。微々たる額ですが、通勤時の交通費なども含めて年間100,000円を利用していれば、最大で3,500円をSuicaに再チャージすることができる計算です。
③在来線乗車回数ポイントで条件に応じて10%のポイント還元
同じくJRE POINT WEBサイトに登録したモバイルSuicaで、JR在来線の同じ運賃をひと月に10回以上繰り返し支払うと、その10%分のポイントが還元されます。
同じ運賃で繰り返し乗車するという条件は面倒ですが、通勤や通学であれば月に5日以上の出勤・出社で簡単に達成することができます。
さらに素晴らしいことに、上記①オートチャージ1.5%、②在来線乗車ポイント約2%と併用してポイント還元を受けることができます。ここで試しに、カード型Suicaで片道178円の通勤を月に10回、20回実施した場合の還元ポイント数をまとめてみました。(定期券を持っていないことが前提になります。)
月に10回通勤
片道178円×20でJR在来線乗車賃の総額は3560円となります。カード型Suicaであれば何もありませんが、モバイルSuica×Viewカードで上記①~③の還元を受け取ることで、ひと月あたり453ポイントもお得になります。
①オートチャージ1.5% | 3560円×1.5% | 53ポイント |
②在来線乗車ポイント約2% | 1回3ポイント×20 | 60ポイント |
③在来線乗車回数ポイント10% | 1回17ポイント×20 | 340ポイント |
総計 | 453ポイント |
月に20回通勤
片道178円×40でJR在来線乗車賃の総額は7120円となります。こちらの場合は、モバイルSuica×Viewカードで上記①~③の還元を受け取ることで、ひと月あたり906ポイントもお得になります。
①オートチャージ1.5% | 7120円×1.5% | 106ポイント |
②在来線乗車ポイント約2% | 1回3ポイント×40 | 120ポイント |
③在来線乗車回数ポイント10% | 1回17ポイント×40 | 680ポイント |
総計 | 906ポイント |
片道たった178円の短距離通勤でも、年間にすると一万円以上のSuicaチャージを受け取れます。モバイルSuicaとViewカードを準備しない手はありません。
②在来線乗車/③在来線乗車回数ポイントの確認方法
先ほどはViewカードの利用明細でしたが、②在来線乗車/③在来線乗車回数ポイントはJREポイントページから確認する必要があります。
ログイン後は、マイページ>ポイント履歴から、週次で付与されたポイントを確認することができます。
通勤などでJR在来線の同じ区間を頻繁に利用する方であれば、②在来線乗車ポイントよりも、③在来線乗車回数ポイントの方が多く付与されます。
ポイント付与条件のまとめ
最後に、今回紹介したお得なポイント付与の条件をまとめました。一番お得になるのは、
- Viewカードでオートチャージ設定をしたモバイルSuicaで、
- モバイルSuicaをJRE POINT WEBサイトに登録しつつ、JR在来線に乗車し、
- 同じ運賃区間をひと月に10回以上繰り返し利用する
という条件になっています。クレジットカードの準備なども必要なので、Apple Watchを新しく購入した際などをきっかけに始めることがちょうど良いでしょう。
モバイルSuicaをJRE POINT WEBサイトに登録する方法などについては以下記事でもまとめていますので、合わせてご確認ください。
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