東京でも最低気温が10度を下回り、暖房器具が常時必須な時期になって参りました。
真夏の冷房であれば暑い日中にだけONにすればいいですが、冬の暖房は朝から晩までつけっぱなしの利用が当たり前です。
なので、暖房器具を選ぶ際は本体の価格だけでなく、消費電力にも気を付けないといけないことがネックなところ、、、
特に在宅ワーカーにとっては、一日18時間使用すれば一ヶ月換算で540時間なので、消費電力100Wの差が月電気代で約1500円近い差額になってしまいます。
今回は手ごろな価格で入手でき、尚且つ消費電力も少ない「電気敷き毛布」の効果的な利用方法について紹介します。
電気敷き毛布とは

電気敷き毛布は、本来は布団を温めるための暖房器具です。寝る前に電気敷き毛布を布団の間に挟んでスイッチをつければ、数分で冷たい布団が温かくなります。
電気敷き毛布の内部には電熱線が埋め込まれており、電気を流すことで発生する電熱が毛布全体に伝わって温かくなる仕組みとなっています。
発熱時に火やガス、赤外線を使っていないので、暖房器具による火災の心配がなく、比較的安心安全な暖房器具であることが第一のメリットです。
さらに、本体の制御装置で50度以上にならないように電流がコントロールされているため、消し忘れや子どもの不注意によるやけどの心配もありません。
電気敷き毛布の値段と消費電力
タイマー機能のないベーシックモデルであれば、Amazonで2000~3000円ほどで購入できます。
安いこともいいのですが、何が素晴らしいって、消費電力がとにかく少ない!
私が利用している椙山(スギヤマ)のモデルを暖房強度「中」で使用した場合、0Wと60Wが20秒おきに切り替わるので、平均消費電力は30Wです。
したがって、電気敷き毛布を1日18時間×30日利用しても、月換算の電気代は約540円で済みます。
参考までに、我が家の暖房器具(エアコンとオイルヒーター)の消費電力を計測してみました。また、他の暖房器具もネットから商品情報を調べて一覧化しました。
電気敷き毛布の暖房代の安さが一目瞭然ですね。
暖房器具 | 使用方法 | 消費電力(実測値) | 平均消費電力 | 月額の電気代 |
エアコン(96年製) | 22度設定 | 600W~1480W | 1000W | 14580円 |
オイルヒーター(10畳用) | 22度設定 (ECOモード) | 680W~1340W | 800W | 11660円 |
ハロゲンヒーター | – | – | 600W※ | 8750円 |
セラミックファンヒーター | – | – | 600W※ | 8750円 |
こたつ | – | – | 200W※ | 2920円 |
電気敷き毛布 | 強度「中」 | 0W~60W | 30W | 540円 |
電気あんか | – | – | 30W | 540円 |
※が付いた暖房器具は代表的な商品情報から消費電力を収集。
在宅ワーカーの使い方

電気敷き毛布の使い方は至ってシンプルです。椅子(ゲーミングチェア)の座る部分から下にだらっと垂らすだけです。
電源を入れれば、1~2分ですぐに足からお尻が温かくなります。
当初は下半分を床に敷いてましたが、毛布が埃や髪の毛を吸着してしまうことが嫌だったため、100均でプラスチックケースを購入して、足入れ場を作りました。

そうすることで、冷たい床と電気敷き毛布の間に断熱層が設けられ、足入れ場がいっそう温かくなります。
手元のコントローラーで温め強度を操作できるので、暑くなったとき寒くなったときの調整がとても簡単です。
電気敷き毛布のデメリット
想像通りですが、デメリットは足元から下半身までしか温まらないことです。手が冷たくなったときは、お尻の下に挟み込む必要があります。
また、消費電力が低い分、空気を温めるパワーはありません。座っている椅子が温まるだけです。
電気敷き毛布×ゲーミングチェアは座っている人限定の「お一人様暖房」なので、一部屋を丸々温める他の暖房器具と比べると、威力がちょっと物足りないかもしれません。
朝晩の特に冷える時間はエアコンやヒーターを使用して、日中の在宅ワーク中に電気敷き毛布で凌ぐといった使い分けがちょうどいいでしょう。
まとめ
- 電気敷き毛布を椅子に掛けるだけで、在宅ワーカーにぴったりのエコ暖房器具が完成します。
- 消費電力が少ないため、毎日使い続けても電気代を心配する必要はありません。
- エアコンやヒーターにプラスαの暖房として、寒さが厳しくない昼間などに是非使ってみてください。
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