本記事の内容
- CorsairのSFX電源「SF450 Platinum」の商品レビューになります。
- 商品のカタログスペックだけでなく、実際に一年間使用してみて気づいた点なども追記しています。消費電力やファンの静穏性など、気になったポイントを解説していきます。
商品紹介
紹介するのはCorsairのSFX電源「SF450 Platinum」です。SFX電源なので、「幅125×奥行き100×高さ63mm」という自作PCでは小さい標準規格に当てはまります。
サイズが小さいながら、80PLUSのPLATINUM認定を取得、日本メーカー製105℃コンデンサ採用、ケーブルは着脱可能なフルモジュラー式という細部のこだわりがあり、消費電力面+安全面+デザイン面を全て兼ね備えた優良電源です。
さらに、電源負荷に応じてファン回転数を止める「Zero RPM Fan Mode」も備わっており、使用するCPUやグラフィックボードにもよりますが、低負荷時は静穏性を実現できる設計となっています。
使用しているPCの構成
他の記事でも解説していますが、SF450 Platinumを組み込んだ今回の自作PCは以下の構成になります。
CPU | AMD RYZEN 5 2600 | TDP65W |
GPU | Radeon RX570 4G | 消費電力150W |
マザーボード | GIGABITE B450 I AORUS PRO WIFI | |
メモリ | CORSAIR DDR4-3200MHz VENGEANCE RGB pro Series 8GB×2枚 | |
ストレージ | TEAM MP33 TM8FP6001T0C101 |
CPUは6コア12スレッドのRyzen5 2600です。今となってはあまりお買い得商品ではありませんが、2年前は高コスパ高パフォーマンスの優秀AMD CPUでした。12nmプロセスで定格クロック3.4GHz (/最大クロック3.9 GHz)、TDP65Wという、ミドルクラスのCPUです。
CPUに内臓グラフィックは搭載されていないため、グラフィックボードには同じくAMDのRadeon RX570 4Gを使用しています。こちらも世間一般のグラフィックボードと比べると若干低めのミドルクラスに位置します。
ちなみに、ドスパラ公式のWebサイトには「電源容量計算機」というページがあり、自作PC初心者向けに、パーツの構成を選択するだけでピッタリの電源容量を計算することができます。
私の構成で試すと、450Wでは少ないと表示されますが、普段はブラウジング用途がほとんどなので、これまでも特に不自由は感じませんでした。
※Radeon RX570 4GというマイナーGPUは選択肢になかったため、同等の消費電力であるRadeon RX 5600を選択しています。
実際に負荷をかけてみると
最後にCPUやグラフィックボードに負荷をかけて、電源のファンを調べてみます。
通常時
簡易電力メーターで、95W前後でした。まだまだ「Zero RPM Fan Mode」です。
CPU100%負荷時
こちらは165W前後でした。説明書によると180Wからファンが回り始めるので、ときどき重くなるとファンの音が聞こえます。
まとめ
以上、消費電力面と安全面、デザイン面、静穏性に優れたCorsairのSFX電源「SF450 Platinum」の解説でした。
使用するCPUとグラフィックボードにもよりますが、ミドルクラスの自作PCであれば、450Wでも十分に「Zero RPM Fan Mode」となります。
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