【知らないともったいない豊橋駅の使い方!】東京-名古屋のお得な移動方法

toyohashi-title 節約術

東京-名古屋間の移動といえば新幹線一択と思われがちですが、高速バスや在来線の活用などいろいろな移動方法が存在します。そんな中でも、今回は豊橋駅を経由した「知らないともったいない意外な節約術」について紹介します。

東京⇒名古屋間の移動方法一覧

料金の目安乗車時間備考平日休日お盆正月GW
新幹線10,560円約1.5時間高いが早くて確実
1)新幹線(東京豊橋)
+在来線/名鉄
8,500円約3時間新幹線回数券×
JR在来線6,380円6時間~
2)在来線(豊橋小田原)
+小田急&名鉄
5,400円7時間~休日乗り放題きっぷ××
(正月のみ〇)
高速バス2,500円~6時間~渋滞リスク
JR在来線2,370円6時間~青春18きっぷ××春夏冬〇
※ページ内でリンクします

安さに限って言えば、高速バスと青春18きっぷがダントツ一番です。とはいえ、青春18きっぷは使える期間限られていること、高速バスは週末の予約が埋まりやすいといったこと考慮すると、なかなか使いにくいデメリットもあります。

そこで本記事では、all新幹線ほど早くはないもののお安く移動できる1)新幹線(東京豊橋)+在来線/名鉄と、いつもの週末でも予約なしでお安く移動できる2)在来線(豊橋小田原)+小田急&名鉄をピックアップして紹介します。

1)新幹線(東京豊橋)+在来線/名鉄

所要時間:約3時間 ★★★★☆ 
運賃:約8,500円 ★★☆☆☆
 新幹線回数券7,300円+名鉄1,270円
新幹線回数券はお盆正月GWに利用不可&2025年3月に廃止予定

タイトルの通り、豊橋駅の活用ポイント①は、「東京からの営業キロがギリギリ300km以下」であることです。そのため、東京-名古屋間と比べると、2駅手前の東京-豊橋間の新幹線料金は2000円近くも安くなります

http://www.shinkansen.co.jp/ryoukin_tokaido_sanyo.html

さらに、豊橋駅の優れた点②は「豊橋だけに停車する’ひかり’が2時間に1本存在すること」です。東海道新幹線の’こだま’や’ひかり’は、途中停車駅での通過待ちでゆっくりのイメージがありますが、こちらの’ひかり’に乗れば新横浜の次は豊橋なので、’のぞみ’に劣らず非常に早く移動することができます。

のぞみ25ひかり639
東京10:3010:33
品川10:3710:40
新横浜10:4810:51
豊橋11:54(300km81分)
名古屋12:09(360km99分)12:14(360km101分)
到着時間の一例

追加の節約オプション①東京豊橋の新幹線回数券

2025年3月までの移動方法となりますが、金券ショップで購入できる東海道新幹線の回数券を利用した節約方法です。通常料金で8,940円のところ、金券ショップなどで新幹線回数券を探すと、安い場合は7,300円ほどで購入することができます。

メリット

  • 通常の新幹線料金の10~20%ほど安く購入できる
  • 切符自体の有効期限は3カ月ほど

デメリット

  • 金券ショップ等で事前に購入しないといけない
  • 豊橋-名古屋間は別途乗車券が必要
  • お盆や正月などの繁忙期には利用できない
  • 2025年3月で新幹線回数券が廃止予定

追加の節約オプション②名鉄の株主優待券

豊橋からは名鉄を使うと安くなりますが、名鉄の株主優待切符を使うと名古屋のみならずその先までも安く移動できるのが特徴です。

ここでは名鉄の快速特急を使って豊橋から乗り換えなしで行ける名鉄名古屋と新鵜沼までの運賃と時間を比較してみます。

東京-名古屋

新幹線回数券+IC乗車新幹線回数券+株主優待券
東京豊橋7,300円~7,300円~
豊橋名古屋(IC)1,270円
豊橋名古屋(株主優待)1,000円~
合計8,570円~8,300円~

新幹線回数券と名鉄の株主優待券の購入価格によりますが、おおよそ8,300円がこの方法での最安値となります。

東京-新鵜沼

新幹線回数券+IC乗車新幹線回数券+株主優待券
東京豊橋7,300円~7,300円~
豊橋新鵜沼(IC)1,760円
豊橋新鵜沼(株主優待)1,000円~
合計9,060円~8,300円~

株主優待券のメリットは、下車しない限り名鉄のどこまででも行き放題なことです。名古屋経由で新鵜沼まで行く場合は、11,250円で約2.5時間のところ、こちらの方法では25%OFFの8,300円で所要時間もそれほど変わらず行くことができてしまいます。

2)在来線(豊橋小田原)+小田急&名鉄

所要時間:6時間~ ★☆☆☆☆ 
運賃:4,300円~ ★★★★☆
 週末乗り放題きっぷ2,720円+2社の株主優待券1,600円~
※土曜・休日及び年末年始のみに利用可能

さて話を戻しまして、豊橋駅の優れた点③は「豊橋熱海間(御殿場線の場合は国府津)で休日乗り放題切符が使えること」です。

お得なきっぷ|休日乗り放題きっぷ
JR東海の主な駅情報・列車情報、きっぷ、運賃・乗換、時刻表、路線図などをご案内しています。| JR東海

使用期間は土曜・休日及び年末年始(12月30日~1月3日)に限られますが、2,720円で途中下車し放題のとても便利な切符となります。

普段の週末に名古屋まで行きたいけど、新幹線はもったいない…高速バスは良い時間帯が残っていない…という時などにうってつけの方法です。

追加の節約オプション③小田急と名鉄の株主優待券

小田急と名鉄の運賃を少しでも安くするために、JR2社と私鉄2社の株主優待券を利用したアクロバティックな移動方法です。

休日乗り放題きっぷ+ICカード乗車での運賃は5,400円のところ、株主優待券の取得価格次第ですが熱海経由で4,720円~、時間のかかる御殿場線の国府津経由で4,300円~で新宿名古屋間を移動することができます。

ここまですると苦労に見合うメリットがあるとは言いづらいですが、どうしても青春18きっぷとバスが使えないという週末であれば最終手段としてどうぞご検討ください。

まとめ

豊橋駅を使った東京名古屋間移動のメリットは以下の三点となります。

  1. 【新幹線】東京からの営業キロがギリギリ300km以下で安くなる
  2. 【新幹線】豊橋だけに停車する’ひかり’が2時間に1本存在するため早く行ける
  3. 【在来線】豊橋熱海間で休日乗り放題切符が使えて安くなる

平日⇒高速バス、お盆正月⇒青春18きっぷ、それ以外の週末⇒週末乗り放題きっぷ?という形でぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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