【バス旅】マラッカ経由でシンガポールからクアラルンプールまで

シンガポールに訪れたら、せっかくなのでほぼ陸続きのマレー半島のお隣マレーシアにも行ってみたいところです。

小説などではマレー鉄道が有名ですが、残念ながら2024年時点でシンガポール⇔クアラルンプール間の直行電車は存在しません。

そんな時におすすめの移動手段が、地元の人も多く利用する安くて便利なバス移動です。本記事では、シンガポール⇒マラッカ、マラッカ⇒クアラルンプールのバス移動方法を、料金や乗車時間とあわせて解説します。

バスの料金と所要時間

そもそもですが、シンガポール⇒マラッカ、マラッカ⇒クアラルンプールの移動距離はこのようになっています。

上記に加えて、シンガポール⇒マラッカは国境渋滞と入出国の手続きがあります。そういったバス移動以外の時間も含めて、バス料金と目安の所要時間は以下になります。

マラッカ⇒クアラルンプールはマレーシアの物価基準とだけあって、日本人の感覚からすると非常に安いです。バスチケットと合わせて購入できるInsurance（旅行保険）も、余裕があったので念のためつけておきました。

シンガポールとクアラルンプール間は隣国ということもあって、飛行機が多く就航しています。

シンガポール⇒クアラルンプールの航空券は約8000円～で、所要時間は空港までの移動時間を含めてもおおよそ3時間です。

対するシンガポール⇒クアラルンプールの直行バスは「busonlineticket.com」で約3000円～で、移動時間は国境渋滞を見積もって約6時間ほどです。

クアラルンプールまでの移動に1日をかけていい&車窓からゴムの大プランテーションをのんびり眺めたい、という場合は、バスの移動が楽しめます。

マラッカまでの飛行機はほぼ存在しないため、マラッカを経由していきたい場合は、バス一択になります。

ただし、1日で移動してマラッカも観光したい場合、シンガポールを早朝に出発して、クアラルンプールには夜に着くことを覚悟のうえで、予定を立ててください。（シンガポール⇒マラッカのバスは到着時刻が読めません、、、）

シンガポール～マレーシアの長距離バスは「busonlineticket.com」での予約がとても便利です。

出発地と目的地を入力すれば、複数のバス会社から料金を比較しながら選ぶことができます。

マレーシア行きのバスは、バス会社ごとにシンガポール市街のいろいろなところから乗ることができます。

その中でもおすすめの乗り場は、バスターミナルとして乗り場が分かりやすい「Kovan Hub」です。Kovan Hubが始発となるため、バスが到着してから慌てて乗る必要もなく、安心して目的のバスを探すことができます。

今回はKKKL社の大型観光バスに乗りました。土曜日の朝8:00の便でしたが、道中から乗車した人を含めても乗車率は60%ほどと、とても快適な長距離バスでした。

本バスはJohor Bahruではなく、西側のTuas Checkpointを通って国境を越えます。国境検問所には両替所がありませんので、マレーシアリンギットはシンガポールで事前に両替しておくことを推奨します。

12時ごろにサービスエリアのような場所で途中休憩がありました。前述の通り、マレーシアリンギットを用意できていないと購入できるものがほとんどないのでお気を付けください。

また、マレーシアの入国手続きはネットで事前にやっておくと、入国審査をスムーズにパスできるのでおすすめです。

（事前に済ませていない外国人観光客も無事に入国できていて必須ではなさそうですが、入国審査中はバスを待たせることになるので、やっておくに越したことはありません）

マラッカ⇒クアラルンプールのバスのほとんどは、Melaka Sentral Bus Terminalから出発します。マラッカの観光中心地からは少々離れた位置にあるので、Grabなどを使って移動すると良いでしょう。

Melaka Sentral Bus Terminalは観光地からのアクセスが微妙なことを除けば、非常にきれいで使いやすいバスターミナルです。

バス旅では知らないうちに発車していたということが多々あるので、このような案内板があるだけで非常に助かります。

クアラルンプールまでは2時間ほどなので、途中休憩はなしにあっという間に到着します。

結論から言うと、シンガポールからマラッカ観光をしてクアラルンプールまで行くことは1日で可能です。

しかし、マラッカでの観光時間がかなり限られてしまうことと、シンガポール⇒マレーシアの渋滞に大きく左右されてしまうことは、あらかじめ理解しておいてください。

みなさまもどうぞ素敵なシンガポール&マレーシア旅をお過ごしください。