マニラを訪れたのであれば、ガイドブックに載っている人気の観光スポットも良いですが、せっかくなので少し足を伸ばして観光してみたいところです。そんな時におすすめなのが「タガイタイ日帰り観光」になります。
本記事では、2024年2月時点のマニラからタガイタイまでバスで行く方法と料金について紹介します。
タガイタイとは
タガイタイ(Tagaytay)はマニラ南部にあるカヴィテ州の都市で、山地ということもあり夏でも若干涼しい人気の避暑地です。
マニラからは約70kmの距離があり、東京から小田原まで(約80km)と同じくらいの位置関係になります。
海のように広いカルデラ湖のタール湖と、そこに浮かぶ世界一小さな火山として知られるタール火山がメインの観光スポットです。
観光地価格でかなり割高ですが、ボートでタール湖を渡って、タール火山に登ることもできます。(だいたい5000ペソくらい)
マニラから電車は通っていないため、タガイタイに行く方法は、ツアーでなければ個人手配のタクシーかバスの二択です。今回はマニラのGil Puyat駅にあるBuendiaバスターミナルからタガイタイまでバスで行ってみました。
マニラからタガイタイまでの料金と所要時間
マニラからタガイタイまでバスを利用した場合、一人片道129ペソ(約320円)でした。地元の人も多く乗車する便ということもあって、とにかく安いです。
タガイタイまでの一般的なバスは高速道路ではなく下道を走るので、所要時間は片道約2時間であり、週末など渋滞にあった場合は4時間近くかかることもあります。くれぐれも余裕をもって、旅行計画を立ててください。
タガイタイまでのバスの乗り方
タガイタイまでのバスはBuendiaバスターミナルから乗る方法が一番便利です。
Gil Puyat駅の目の前なので、ホテル等からはGrabを使わずとも、LRTでバスターミナルまで簡単に行くことができます。
真っ赤なデザインが特徴的なDLTBバスの「Nasgubu」行きに乗車します。運転席に掛けてある行き先板か、バスの上にかかっている白文字赤看板の案内板を見て、「Nasgubu」行きを見つけてください。
バスに時刻表はないので、20分~30分間隔にバスがやってきてお客さんが乗ったら出発です。
事前にチケットを購入するのではなく、バスに乗って座ってから集金係のお兄さんに行き先を伝えて支払う方法でした。
座席のリクライニング機能は不調でしたが、至って普通の観光バスです。乗車後はお菓子やナッツ、ジュース、ハンバーガーの売り子がバスにやってきます。
ちなみにバスにトイレは無く、道中のトイレ休憩も用意されてませんので、必ずトイレを済ませてから乗車するようにしましょう。
タガイタイのおすすめ観光プラン
簡単にですが、タガイタイに着いてからのおすすめ観光プランをあげると
- トライシクルもしくはトゥクトゥクで湖畔に降りる
- ボートでタール湖を渡ってタール火山に登る(観光地価格でかなり割高)
- マホガニー・ビーフ・マーケットでランチ(安くておすすめ!)
- スカイ・ランチ・タガイタイ(遊園地)
などがあります。
観光スポット同士が離れていて徒歩で全部回ることはできないので、ジプニーを拾うかトゥクトゥク運転手のお兄さん任せの観光が楽ちんです。
マニラに帰るバスの乗り方
行きはバスターミナルからの出発なので安心してゆっくり乗車することができますが、タガイタイからマニラに帰るバスは途中乗車する必要があります。大通りで手を挙げて、タクシーのように拾いましょう。
「Pasay」と行き先に書かれているバスに乗るとマニラのBuendiaバスターミナルに帰れます。
正直なところ、行き先が見えてから手を挙げてもバスは止まれないので、それっぽいバスで手を挙げて、「Pasay」行きであることを確認した上で、運転士に「To Manila?」と念のため聞くのが良いでしょう。
さいごに
旅行サイトではタガイタイ一日ガイド付きツアーが20,000円ほどで存在しますが、バスで行けば(ボートやトゥクトゥクでぼったくられない限り)ランチ込みで3,000~5,000円ほどで観光することができます。
ぜひ、マニラの観光に一日余裕があれば、タガイタイまで足を伸ばして観光してみてください。
コメント