これまでの記事ではApple Watch Series 7のお買い得さを説明してきましたが、今回は視点を変えて、Apple Watch Series 7のバッテリーの持ち具合について解説したいと思います。
これからApple Watchを使ってみたいという方にとって一番ネックとなるのは、毎日充電が必要と言われるバッテリーでしょう。本記事では、Apple Watchのバッテリーが実際にどれくらい持つか、また、どのような工夫をするとバッテリー持ちを長くすることができるのかについてまとめました。
バッテリーの減少を早める要因
スマホもスマートウォッチにせよ、結局のところ長年(何度も充電を繰り返して)使用すれば使用するほど、バッテリーの寿命は縮まります。とはいえ、寿命によるバッテリーの経年劣化を除くと、Apple Watchにおいてバッテリーの減少を早める要因は主に以下の三つです。
- アプリの実行
- 画面表示の「常にオン」
- アプリの通知やバックグラウンド実行
1点目のアプリの実行に関しては、Apple Watchを使用している以上は、どうしようもないでしょう。せっかくなので運動するときはワークアウトを実行して、運動内容を記録するべきです。
今回は2点目と3点目に絞って、Apple Watch上でどのような工夫をするとバッテリーの減少を抑えることができるかを解説しました。バッテリーの減少を抑えることができれば、バッテリーの充電サイクルも伸ばすことができ、最終的にはバッテリーの劣化も一般的な使用方法よりも緩やかにできると期待します。
バッテリーの減少を抑える工夫
①画面表示の「常にオン」をオフにする

Apple Watch SEを除くナンバリングモデルでは、画面表示を「常にオン」とするか否かを設定で変更できます。ご想像の通りですが、画面表示の「常にオン」をオフにして、手首を持ち上げた時だけ画面を表示させるようにすることでバッテリーの減少を抑えることができます。
試しに実験してみたところ、「常にオン」機能をオフにした結果、私の場合は充電の1サイクルが約12時間も伸びました。
②低電力モードをオンにする

Watch OS 9からは、省電力モードに加えて、低電力モードが追加されました。低電力モードでは以下の機能が利用できなくなります。
- 「常にオン」の画面表示
- 心拍数の通知機能 (不規則な心拍、高心拍数または低心拍数)
- 心拍数のバックグラウンド測定
- 血中に取り込まれた酸素のレベルのバックグラウンド測定
- ワークアウト開始のリマインダー
一方で、ワークアウトの記録や心電図測定など、普通の機能は継続して使用することができます。そのため、ほとんどの機能を停止してしまう省電力モードと比べると、低電力モードは十分にApple Watchを使える状態でバッテリーだけは長持ちさせる機能となります。詳細はAppleの公式サイトもご確認ください。
Apple Watch Series7を用いた私の使用環境では、低電力モードにした結果、充電1サイクルは約18時間は伸びました。
③アプリの通知を減らす/アプリをアンインストールする

LINEやSNSといったアプリが常時Apple Watch上に通知されれば、もちろんですがバッテリーの減少も早めてしまします。そのため、アプリの通知を減らすことで、バッテリーの減少を僅かながらも抑えることはできます。

その中でも一番効果が期待できるのは、Apple Watch上で使わないアプリをアンインストールしてしまうことです。極端な話ですが、LINEを含めたSNSをApple Watch上にインストールしないことで、バッテリー状態が万全なApple Watchであれば、充電サイクルは2日に1回でもギリギリ間に合います。私の場合は、防災速報しかインストールしていません。
バッテリーの持ち時間まとめ
以上、Apple Watchでバッテリー持ちを伸ばす方法について紹介しました。方法③に従って、Apple Watchに防災速報のみインストールした状態では、1充電でおおよそ1.5日以上は使用可能です。
バッテリー100%⇒10%まで | |
防災速報のみインストールで通常使用 | 36時間 |
防災速報のみで、画面表示「常にオン」をオフ | 48時間(+12時間) |
防災速報のみで、低電力モード | 54時間(+18時間) |
使用期間中は30分程度のワークアウトを2日に1回ほど実施
Apple Watchのバッテリー持ちが長くなるよう上手に工夫して、皆様もより良いApple Watchライフを是非ともお過ごしください。
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