【あまり知られていない?】甲種危険物取扱者の意外な受験資格とは

hazardous-materials-handler資格

本記事の内容

  • 勉強時間は独学二カ月(それ以上は資格勉強に飽きる)、使用参考書は一冊(読みたくない+お金ない)。
  • 甲種危険物取扱者のおすすめの参考書と試験前二カ月の勉強スケジュールを紹介します。
  • 理系大学を卒業していれば、実はあなたも満たしているかもしれない?受験資格「大学にて化学に関する単位を15単位以上取得した者」の詳細を解説します。
  • 登場人物

    わしは、しかく博士じゃ。よろしくのぅ。

    資格の概要

    私たちの生活に身近な危険物と言えば、まず最初に灯油やガソリンが思いつくでしょう。

    実は、ガソリンスタンドといった一定数量以上の危険物を取り扱う施設には、消防法によって危険物取扱者資格の保有者が定められています。

    危険物にも様々な種類があり、危険物取扱者は、丙種 < 乙(1~6)種 < 甲種、という順で取り扱うことができる危険物の範囲が増えます。

    すなわち、甲種危険物取扱者というのは、消防法で定められた全ての危険物の取り扱いと定期点検、保安の監督ができるようになる資格と考えればOKです

    危険物の分類や、それぞれの資格で取り扱える範囲については、まさに試験で問われる範囲なのじゃ。

    試験の概要

    〇 試験日 〇
    各県ごとに設定、東京都であれば、おおよそ2か月に1回

    〇 試験料 〇
    ¥6600

    〇 試験時間 〇
    150分(かなり余る)

    〇 合格基準 〇
    試験科目ごとに60%

    〇 受験資格 〇
    あり

    〇 その他特記事項 〇
    全て選択問題

    試験日程は一般財団法人 消防試験研究センターのHPを確認してください。隣の県まで出張できれば、ほぼ毎月どこでも受けることができます。

    試験は、暗記の「法令」、大学入試センター試験のような「物理・化学」、暗記したことを答えるだけの「性質・消火」、で構成されいます。

    「物理・化学」ではmol計算が数問出題されたりしますが、それ以外は全て知識問題なので、試験時間150分は十中八九余ります。

    したがって、いかに早く解けるかよりも、どれだけ知識を詰め込められたかが合否のカギとなります。

    受験資格について

    甲種には受験資格があります。大まかに分けると以下の三種類です。

    • 大学、大学院にて化学科を卒業した者
    • 大学にて化学に関する単位を15単位以上取得した者
    • 乙種危険物取扱者免状を有する者

    私は化学科ではなかったので、化学に関する単位を15単位以上取得した者、として受験資格をもらいました。

    化学に関する単位か否かは大学が発行する単位修得証明書次第ですが、個人的にはかなりルーズに分類されている印象です。

    私の場合、理系なら誰でも受けているような「実験講義」や、化学と関係が薄そうな「薬理学」「物性科学」といった科目も化学枠に加算されていたので、15単位を十分超えていました。

    こちらも詳細は消防試験研究センターのHPを確認ください。

    大学まで単位修得証明書を発行してもらいに行くのを忘れぬようにな。
    証明書も発行したらすぐにもらえるものでもないから、試験の申し込みスケジュールには余裕をもっておくのじゃ

    購入した参考書

    教科書・問題集:一回で受かる!甲種危険物取扱者合格テキスト

    教科書兼問題集です。知識問題しか問われない以上、むやみに問題集を購入するべきではありません。

    まずは本書を用いて、危険物の特性や消火方法などをとにかく暗記しました。載っている語呂合わせがかなり重宝します。

    試験前2か月のスケジュール

    全体を通じて、だいたい2時間/日ぐらいのペースで勉強しました。総勉強時間は60時間ほどです。

    2か月前~1か月前

    「合格テキスト」を赤シートで隠しながら、赤字部分を覚えていきました。「物理・化学」は暗記が要らないので、「法令」→「性質・消火」の順に読み進めました。

    危険物は類と消火方法をセットにした一覧ノートを作成して、コツコツ覚えていきました。暗記だらけなので、夜寝る前に30分ノートを作成すると、記憶の効率が上がります。

    ノート

    こんな感じで書いていくと、危険物の数が多すぎて、ノート一冊の半分くらいまで埋まってしまいます。

    1か月前~

    過去問3回分を解いてみました。出題される問題の2割は、直近にも同じような問題が出題されている感触です。

    全て5択の選択問題なので、ランダムに答えてもまず20%は正解できます。あとは過去問で抑えた20%を正答すれば、合格基準の60%までは残り20%を当てればいいだけです。

    そう考えれば全ての危険物を覚えきる必要はなく、気が楽になります。

    結果

    • 法令:66%
    • 物理・化学:80%
    • 性質・消火:95%

    性質・消火に力を注ぎすぎました。法令は15問しかないので1問の比重が6.6%と重く、7問のミスで合格基準の60%を切ってしまいます。

    逆に、性質・消火は40問あるので、1問あたり2.5%と少しは捨ててもなんとかなります。

    法令は出題範囲が少ないために、15問しか出題できないのじゃ。これ以上出題すると、毎回同じ問題が出てしまうのかもな。
    だからこそ、過去に問われた問題をきっちり把握して落とさないようにしなくてはな。

    まとめ

    暗記が多いので、十分な勉強量さえ確保できれば独学2か月でも十分合格できます。逆に知らないとどうしようもない問題が多いので、準備は大切です。

    大学センター試験の知識が役に立つので、なるべく頭がやわらかい間に受けておくことをおすすめします。

    また、受験資格「大学にて化学に関する単位を15単位以上取得した者」は理系大学を卒業していれば、満たしている可能性が高いです。

    甲種を取得すればその他すべての危険物の資格を包含することになるので、一発で甲種を取得するに越したことはありません。

    コメント