本記事の内容
勉強時間は独学二カ月(それ以上は資格勉強に飽きる)、使用参考書は二冊(読みたくない+お金ない)。
日商簿記3級について、おすすめの参考書と試験前二カ月の勉強スケジュールを解説します 。
電卓の用意が面倒で、スマホの電卓を使用し続けた結果、試験で一番困ったことを実話で紹介します。
登場人物
わしは、しかく博士じゃ。よろしくのぅ。
試験の概要(紙試験)
一般的な紙試験に加えて、2020年よりCBT試験が導入されています。
ですが、今回は私が受験した紙試験について説明します。
試験日が定まっている方が、勉強を先延ばしにしないから、焦って集中できるのじゃ。
〇 試験日 〇
2月、6月、11月(年三回)
〇 試験料 〇
¥2850
〇 試験時間 〇
60分
〇 合格基準 〇
70%
〇 受験資格 〇
なし
〇 その他特記事項 〇
電卓(関数電卓NG)もしくはそろばんを持ち込み可能
詳細は商工会議所のHPを参考にしてください。
電卓の注意点
私は電卓の用意が面倒だったので、試験直前に適当に用意すれば大丈夫だろうと、ずっとスマホアプリの電卓機能で過去問を解いていました。
試験前日になってGrandTotal(GT)機能ありの電卓がいいと聞き、やっと100均で一番安い300円電卓を購入したのです。
(とはいえ、GTを使いこなせず、試験では余白に計算結果を書いて、普通の足し算で解ききりましたが、、、)
しかしながら所詮は最安電卓、キーの感度が悪く、押してもときどき数字が入力できてないことがありました。
おまけに、スマホと電卓で見事にキー配置が異なるため、「+」を打ったつもりが「ー」になっていることもある始末です。(;_:)
試験中は周りからテンポ良い電卓音がカタカタ聞こえる中、私一人だけ入力が誤っていないか何度も画面を確認しながら、電卓をバシバシ叩いていました、、、
普通のことですが、参考書の購入と同タイミングで1000円くらいの信頼できる電卓を買うことがベストです。
日商簿記は2級まで取得すると、実践応用的な会計力が身に付くのだ。
試験時間との勝負になる2級でも使える電卓を購入する方が、結局はお得になるのじゃな。
おすすめの参考書
教科書:みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級
簿記って何?からのスタートだったので、こちらを購入しました。基本から説明されているので、読みやすく分かりやすいです。
2019年から出題区分が変わっているので、できる限り新しい版の購入をおすすめします。
過去問対策:スッキリうかる 日商簿記3級 過去+予想問題集
計6回(2年分)の過去問と、3回の予想問題が入っています。解説もしっかりしていて、1100円はコスパ良しです。
一つだけ不満な点を挙げると、問題冊子の余白が少ないことでしょうか。
私はノートをあまり使わなかったので、問題冊子の隙間が計算途中の仕訳でぎっしり埋まってしまいました。
ちなみに、掲載されている予想問題は実際の試験問題よりも難しめなので、一冊全て解ききれなくても合格圏内は十分可能かと思います。
むしろ、直近6回分の過去問をひたすら解きなおすことが合格への近道です。
日商簿記試験で一番の対策は、何度も過去問を解き直すこと。
教科書を読むのではなく、過去問で分からなかった部分を教科書から探すのじゃ。
勉強スケジュール
今回は試験一ヶ月半前から勉強を開始しました。
だいたい1.5時間/日ぐらいのペースで勉強したので、総勉強時間は60時間程度です。
1.5か月前~1か月前
「みんなが欲しかった」を最初から読んで、簿記の基本を習得しました。
仕訳はノートに書いて計算しないと解けないので、通勤電車では勉強ができないことが難点です。
1か月前~1週間前
「スッキリとける」の過去問を2周しました。
2019年からクレジットや電子決済が入って出題範囲がやや変化しているので、「スッキリとける」も新しいものを購入するべきです。
1週間前~
「スッキリとける」の後半に収録されている予想問題にチャレンジしたところ、意外と正解できず焦り始めました。
ただし、予想問題は過去問よりも難しめに設定されています。むしろ、基本的な問題で計算ミスや間違いをしないことを意識するべきでしょう。
結果
⇒93点/100点
比較的易しい回とはいえ、余裕を持っての合格でした。
試験終了に近づくにつれ周りが続々と退出していく中、試験時間ギリギリまで検算で粘った甲斐がありました。
まとめ
1週間で仕上げるという人もいるように、日商簿記3級は会計スキルのスタート地点です。
試験範囲の上位互換である日商簿記2級と併願することも可能ですが(3級が午前、2級が午後)、難易度が段違いなので、まずは3級から受験することをおすすめします。
独学二カ月・参考書二冊の日商簿記2級については以下の記事も参考にしてください。
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